奈良県医師会内科部会(以下、内科部会)は「養え医の心、磨け医の技」を基本理念に掲げ、1900年に創設されました。内科系を中心に実地臨床に携わる医師200名以上が会員として活動しています。
内科部会では年2回の内科部会主催の学術講演会、奈良県医師会医学会年報への投稿、奈良県レクリエーション協会主催の「医師と歩こう初詣ウォーク」での医療講演、近畿各府県の内科医会と合同学術講演会を行っています。
内科部会会員は日本臨床内科医会(日臨内)の一員として、日臨内が開催する年2回の学術講演会での発表、日臨内企画の臨床研究を行っています。
患者様と直接対応している臨床内科医はそれぞれの専門分野だけでなく内科を中心とした医療全般の知識が求められています。しかし近年の内科学は医療の進歩に伴い専門分化が著しく、専門分野以外の知識を得づらい状況となっています。内科部会では、主催する学術講演会、日臨内会誌を通じて内科学の各専門領域におけるガイドラインや臨床的知識の普及に努めています。患者様の治療方針は大規模臨床研究の結果から構築された診療ガイドラインに基づいて決定される傾向にあります。私たち内科部会会員は日々臨床的知識を更新するとともに診療ガイドラインを踏まえた上で、患者様を大規模臨床研究の疾患を有する一例としてではなく、様々な背景を持つ全人格として捉えて最適なオーダーメイド治療を行っています。